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まちがもっと気持ちのいい場所になるために必要なこと

インフォーマル・パブリック・ライフとサードプレイス

カフェからまちは創られる -飯田カレッジ(仮)

 

2020年9月にクルミド出版から『カフェから時代は創られる』を発刊しました。ピカソ、モディリアーニ、レーニン、ヘミングウェイ、サルトル……。20世紀の初頭、パリのカフェがいかに「時代を創る」役割を担ったかについて、実証的に書かれている本です。その著者である飯田美樹さんが今関心あるのが、現代のまちづくりにおけるカフェの重要性について。そのテーマで、2冊目も執筆されています。飯田さんは「カフェからこそ、まちは創られる」と言います。

 

今回は飯田さんを学びの先導者とし、カフェやサードプレイスを通して、これからのまちのこと、暮らしのことを一緒に考える学びの場をはじめます。全11回のうち、2回〜8回の前半部分ではこれまでの研究をもとにカレッジマスターが話します。後半はフリーディスカッションですので、その話を受けての感想や考えたこと、自分の活動との重なりなど自由にやりとりできたらと考えています。

 

学びの先導者はいますが、それが決して唯一の正解なわけではありません。学びたい人が集い、それぞれが日々考えていることや実践を通してのやりとりすることで、創造的な学びが生まれていくことと思います。また、ときには課外活動にはなりますがときには実践者のもとを訪れたいとも考えています。公園やカフェ、銭湯、お寺などに実際に足を運ぶからこその学びもあるはずです。仲間の実践場所を訪れるのもよいかもしれません。理論と実践を掛け合わせて「まちがもっと気持ちのいい場所になるために必要なこと」について考えていけたらと思います。
ご興味ある方とともに学び合えること、楽しみにしております。

\開講に伴い、説明会を開催します/
<朝の部>、<夜の部>と<オンラインのみの部>があります。また今回は、オンラインで配信もします(無料)。ご質問等も、チャットやメールにて受け付ける予定です。テーマにに興味がある人はもちろん「なんじゃそりゃ」「ちょっと気になる」というような方も、お気軽にどうぞ。

▽飯田カレッジ(仮)説明会
 詳細はこちらから
 https://fb.me/e/kaAMUMAK4


カレッジマスターより


飯田美樹
『カフェから時代は創られる』著者
カフェ文化研究家

 

日本社会の閉塞感や生きづらさは一体何に由来しているのでしょう?
手当たり次第に解決策を求めてみても、うまくいかないのは問題が根深いからかもしれません。画一的でつまらなく、自分らしく生きられない生活と、まちのデザインに実は深い関係があるとしたら?まちのデザインを見直すことは、多くの人の暮らしをぐんと変えることになるかもしれません。

 

日本には自分のまちを元気にしようと人生をかけて取り組んでいる人が数多く存在するものの、活性化に成功するのはまだ例外的存在です。丸の内や代官山がキラキラしたオーラを放っているとはいえ、そんな変化を遂げることは大企業の資本なしでもできるのでしょうか。人生をかけてまちを良くしようとしている人が多いにもかかわらず、東京の都心以外で状況が大きく変化しないのは、資本の問題だけでなく、彼らが本当に求めている知が届いていないからだと私は思います。世界と日本には圧倒的な情報格差が存在し、日本語になって一般の人に届く情報は、世界を飛び交う情報のごく一部にすぎません。欧米の先進的な都市で共通の認識となっている普遍的な知や、変革のための核となってきた認識が、語学が大きな壁となり、まちを少しでも良くしたいと願う一般の人たちに届いていないのではないでしょうか。

 

 

ところで、多くのまちの単調さ、画一性は一体何に由来しているのでしょう?
自分のまちのはずなのに、歩いていてもつまらなく、疎外感を感じてしまう。外に出ても何も起こらず、そこを歩く喜びがない。車は通りに溢れて、住宅は連なっているのに、人が一人も歩いていない。そんなまちからは次第に人が去っていく。世界には活気があり、人を惹きつける場所がある一方で、さびれていき、人が去っていくまちがあるのは何故なのでしょう。かつて賑わっていたはずのまちをとりかえそうと必死になって努力しても、何が問題なのかをしっかり問うことなしに、場当たり的に改善しても、根本的な解決につながりにくく、なかなかまちは変わりません。

 

私は専業主婦時代に辛い思いをしたニュータウンで、なぜこんなに孤独を感じるのか疑問に思っていた頃、レイ・オルデンバーグの『サードプレイス』の原著に出会い、それは「インフォーマル・パブリック・ライフ」がないからだと理解して、この研究を開始しました。「インフォーマル・パブリック・ライフ」とは、老若男女が行き交い、ちょっとした時間を過ごし、なんだか楽しそうな雰囲気のある場での過ごし方のことです。

 

気軽に人と出会い、何かが起こるかもしれず、気分がちょっと上向きになる「インフォーマル・パブリック・ライフ」が、なぜまちには欠けているのか?現代の多くのまちの原型であり、美しい外観と裏腹に人々を蝕んでいくアメリカ型郊外と車社会とは?そして理想の郊外が誕生し、資本主義が急速な発展を遂げた19世紀、産業革命時のイギリス社会にはどのような思想があったのか?そこには、今につながる生きづらさ、そして二層化した格差社会の原点があるのです。21世紀になった今でも私たちが無意識に再生産し続けている、19世紀、20世紀のパラダイム。それを一度客観的に捉え、その馬鹿馬鹿しさに気づくことで、私たちはその枠から抜け出せるのではないでしょうか。

 

ではその枠を抜け出し、理想の21世紀に向かおうと思った時、一体何を大切にすべきなのでしょう。もっとヒューマン・スケールで、環境負荷も低く、人が自分らしく生きられるまちとは?その中心的役割を担い、20世紀の多くの街に欠けていたものこそ、やはり「インフォーマル・パブリック・ライフ」ではないかと思うのです。まちの中で自分らしく、リラックスし、自分の世界を広げてくれる場、「インフォーマル・パブリック・ライフ」の存在は成功するまちづくりのキーワード。

 

ではそれを創り出すには具体的にどんなステップが必要なのか?
世界の情報を原書で読み解き、世界の活気あるエリアを訪ね歩いてきた私は、パブリック・ライフ活性化には普遍的な7つのルールがあると考えています。その上で、パブリック・ライフ活性化のためにカフェはどのような重要な役割を果たすのか、なぜオープンカフェが重要なのかについて、研究を進めています。

 

今回、そんな私とともに、自分のまちをもっと良くしたい、そのためにはカフェやサードプレイスが重要なのではと感じている方、カフェの可能性を感じている方、もっと人が自分らしく生きられるまちや社会とはどのようなものか、興味がある方、この場で濃い学びを経験し、新しい知をともに追求してみたいと考えています。ぜひここで志を同じくする仲間に出会い、ともに切磋琢磨できることを願っています。

概要

名称飯田カレッジ(仮)
テーマまちがもっと気持ちのいい場所になるために必要なこと
〜インフォーマル・パブリック・ライフとサードプレイス〜
カレッジマスター飯田美樹
サブカレッジマスター鈴木弘樹
開催時期2021年11月~2022年4月
開催回数11回程度(+課外活動あり)
曜日・時間日曜: 19:30~21:30を原則とする
※最後の発表会については、16:00〜20:00を予定
メインキャンパス

クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店など

(国分寺市内を中心とする)

卒業資格学んだことを自分なりに実践して発表する
※どんなにささやかなアクションでもOK。発表形態は問わない
参加費

95,000円(税込)

定員15名
最少催行人数5名
応募〆切2021年11月5日(金)24時
選考

エントリーフォームの内容に基づき、カレッジマスターもしくはサブカレッジマスターによる面談(約30分)を行います。事また定員内であっても、お申込みをお断りする場合があります。

選考結果の通知

2021年11月14日(日)24時までにメールでご連絡します

振込期限2021年11月19日(金)18時
特徴
・全11回のうち、8回の前半部分では研究を元に飯田が話します。これまでのカレッジよりは、少し“形”があるタイプの学び場かもしれません。
・実践も大事にしていきます。それぞれの地域で実践されている方、大歓迎です。最終回に発表会を実施し、それぞれの学びを披露する時間を設けます。
・Facebookを使用できることを条件とします。(日々のやりとりに使用します)
・カフェやパブリックライフの先行事例の場所へフィールドワークに行きます。
日程
(予定)
第1回 11/21(日) イントロダクション
---インフォーマル・パブリック・ライフの重要性---
第2回 11/28 (日) 「インフォーマル・パブリック・ライフとは?」
第3回 12/12 (日) 「人をひきつけるまちと、去るまちの違いとは?」
---現代の生きづらさはどこから来たのか?---
第4回 12/26 (日)「20世紀アメリカン・ドリームの裏側で 〜理想の郊外の厳しい現実〜」
第5回 1/9(日)   「理想の楽園を求めて〜郊外の誕生〜 」
第6回 1/23 (日) 「20世紀のパラダイムを問いなおす」
第7回 2/6(日) 「車社会を問いなおす 〜脱車社会へ〜」
---居心地のよいまちを目指して---
第8回 2/20(日) 「パブリックライフ活性化の7つのルール 前半」
第9回 3/6(日) 「パブリックライフ活性化の7つのルール 後半」
第10回 3/13(日) フリーディスカッション
第11回 4/24(日) 発表会

(※日程は変更される可能性があります)
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